こんにちは。
先々週と先週に
「歯の移植・再植」と「インプラントの抜歯即時埋入・即時荷重」
のセミナーに参加してきました。
「歯の移植」は抜歯してなくなったところに、余っている歯(主に親知らず)を移植する方法です。
「歯の再植」はそのままでは抜歯しないといけない歯を一度抜歯して、口の外で必要な治療を施し、抜いたところに戻す方法です。
歯の移植は、抜いたとろころに余っている自分の歯を使えるところがメリットです。
ブリッジで治療する場合は前後の歯を削る必要があります。
インプラントでも前後の歯を削ることは避けられますが、
歯の移植のほうがその歯の「歯根膜」という感覚を司る器官を維持できるというメリットがあります。
ただ、歯の移植、再植は歯や移植される側の骨などの条件が整っている必要がありますので、
全てのケースで可能ではありませんが、適したケースに適切に行えば、非常に有効な治療法だと思います。
「インプラントの抜歯即時埋入、即時荷重」は、抜かないといけなくなった歯を抜歯して、
そのまま同時にインプラントを埋入して、さらにそのままインプラントに仮歯を装着する方法です。
メリットは
① 歯を抜いたその日に仮歯まで入るので、歯がない期間がない。
多くの場合は複数本歯がない場合はインプラントに歯が入るまでは入れ歯を使用しますが、入れ歯を使用する必要がありません。
② 手術回数が1回で済む。
インプラントの埋入から歯が入るまで時間をかけて治療する場合は手術の回数が2回、3回となる場合が多いですが、即時埋入、即時荷重は手術の回数が1回で済みます。
③ 治療期間が短い。
即時埋入、即時荷重はスムーズにいくと最終的な被せ物が装着できるのは3~4か月です。時間をかけて治療していく場合は半年~2年と治療期間が長期になります。
抜歯即時埋入、即時荷重は綿密な治療計画と高度な治療技術が必要ですが、患者様にとても有益な治療方法だと思います。
今後ますます抜歯即時荷重のニーズは高まっていくと思います。
『歯の移植』と『インプラント』
対極の治療ですが、
患者様のニーズや、症例の適応条件などを考慮して、適切な治療法を提供していけるように、今後も研鑽を積んでいこうと思います。
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町田メアリー歯科
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