町田市玉川学園の町田メアリー歯科。一般歯科・小児歯科・口腔外科・矯正歯科。

こんにちは。

 

本日は私自身も

正しいブラッシングと歯肉の治癒力を

再認識させられた１症例を紹介いたします。

 

 

『下の前歯の歯茎が下がってきた』ことを気にされて

来院された方です。

 

拝見しますと、確かに黄色い矢印の部分は歯茎が下がって、

歯が長く見えます。

そして、歯石がたくさん歯に付着していました。

 

ただ、この方は歯ブラシをしていないわけではく、

歯ブラシの選択とブラッシングのやり方が間違っていました。

 

私たちが行ったのは、

この方の歯茎にあった歯ブラシ（毛が特にやわらかい）を選択し、

それを使った正しい歯ブラシの仕方をお伝えしました。

それに加え、歯に付着している歯石は歯ブラシでは除去できませんので、

歯石は専用の機械で取りました。

 

正しいブラッシングを行って２週間で右の写真のように

歯茎の位置が上がってきました。

下がっていた歯肉が回復してきました。

 

この方は舌の動きにも問題があり、

以前のブログで書きました、MFT（口腔筋機能療法）を行うことで

下の前歯が倒れていることの改善を期待し、

歯の傾きが改善することで、さらに歯肉の位置の改善も期待できます。

 

ただ、改めて私自身も

正しいブラッシングの重要性と歯肉の治癒力の可能性

を再認識することができました。

 

毎日行っているブラッシング。

歯茎を傷つけず、プラークを除去して

虫歯と歯周炎を予防する。

 

これが意外と難しいんです。

ご自身のブラッシングに自信があっても（笑)、

ぜひ一度ご相談ください。