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2024/07/12

必要以上に削らない治療(最小限のブリッジ)パート②

こんにちは。

 

以前最小限のブリッジの紹介をブログでしましたが、

https://maryshika.com/blog/849

また別のケースを1つご紹介いたします。

 

C1.sc

左上の2番の歯が欠損しており、

接着ブリッジを希望されて来院されました。

 

[caption id="attachment_1208" align="alignnone" width="1024"]C7.sc 欠損している部分以外の歯はほとんど健全な状態で、[/caption]

欠損形態だけみれば接着ブリッジが可能なケースです。

 

 

3

ですが、欠損している部分が本来の歯の幅よりだいぶ広く、1番前の歯より幅が広い状態です。

 

このままの状態で接着ブリッジをすると

2番目の前歯に幅広い歯が入り、違和感の強い審美的ではない結果になってしまいます。

 

また下の犬歯が本来の位置より外側にあり、咬むたびに上の歯を突き上げる咬み合わせになっています。

 

歯がない部分の治療するには

・見た目(自然な歯の大きさ)

・咬み合わせ(治療後すぐに壊れない)

の2つの問題の改善は必須です。

 

 

ここで考えれれる治療方法は

 

・矯正治療を行い、歯のポジションを改善して、

①インプラント

②接着ブリッジ

 

 

・歯のポジションはこのまま、下の犬歯の先端を削って咬み合わせのリスクだけ軽減して、

③最小限のブリッジ(1本支台のブリッジ)

 

の3パターンが考えられました。

 

 

患者様が選択されたのは③の最小限のブリッジでした。

 

[caption id="attachment_1210" align="alignnone" width="1024"]C83.sc 1本ブリッジのために支台の形を整え、[/caption]

 

[caption id="attachment_1211" align="alignnone" width="1024"]C66.sc 仮歯を入れて、問題なく機能できるか経過観察していきます。[/caption]

 

 

問題なく使用できることを確認したのちに

 

最終的な被せ物を製作しました。

 

 

[caption id="attachment_1212" align="alignnone" width="300"]C80.sc 1本ブリッジです。[/caption]

 

 

C86.sc

 

C87.sc

 

[caption id="attachment_1213" align="alignnone" width="1024"]C85.sc 被せ物が入ったところです。[/caption]

 

 

10

自然な見た目になりました。

 

 

画像1

 

今回は1本ブリッジの支台の歯の被せ物の形を工夫することで

欠損している部分の歯の大きさを自然な形にできました。

 

このアプローチは接着ブリッジではできません。

 

矯正治療してインプラントか接着ブリッジの方が

将来トラブルが起こりにくいとも考えられますが、

 

今回のケースはこの治療法で十分長期性があると考えられます。

 

 

接着ブリッジを希望されて来院される患者様も多いですが、

正確に現状やリスクを診断して、

より予知性の高い治療を提供していきたいとかんがえております。

 

 

 

 

 

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