新年あけましておめでとうございます!
歯科衛生士の中川です☀
すっかり寒くなりコロナウイルスによる緊急事態宣言もまた出てしまっていますが
皆さん体調はいかがでしょうか?😢
スタッフ一同、皆さんが健康に元気よく過ごせるよう祈っております👼
今回のブログのテーマは【免疫】に関係するお話です!
皆さんは「アンチバイオティクス」とその対極にある「プロバイオティクス」をご存じですか?
『アンチバイオティクス』とは抗生物質を用いて細菌をやっつける方法
抗生物質を用いることで有害菌を殺してくれますが
薬の効かない耐性菌はパワーアップさせてしまうという副作用があります
『プロバイオティクス』とは細菌と穏やかに共生しながら
細菌の群れの性質をコントロールして悪玉菌を抑え病気を減らそうという方法です
殺菌がされるわけではないため、
抗生物質のように即効性はありませんが、副作用がないので
どなたでも安心して続けていただけるのが特徴です
今回は「プロバイオティクス」について掘り下げてお話していきます☺
善玉菌を摂ればすぐに効くというものではなく、
前述したように即効性のあるものではないため毎日摂り続ける必要があります
効果を感じ始めるまでに3,4日~1ヵ月ほど、
体内でしっかり育菌できて安定的に効果が発揮されるまでに1~3ヵ月ほどかかります🌟
ところで、「細菌のバランスを改善するとなぜ良いのか」ですが
まず細菌のバランスとは悪玉菌と善玉菌のバランスのこと。
ストレスや服薬、食生活の乱れなどが加わると悪玉菌が元気になり、
善玉菌とのバランスが崩れて免疫機能の作用が弱まります
すると日和見菌(虫歯菌や歯周病菌もこの仲間)も
ドッと悪玉菌の味方について暴れ始めるため善玉菌が弱ってしまいます
その弱くなってしまった善玉菌のために助っ人の善玉菌(プロバイオティクス)を送り込むと
善玉菌が増え悪玉菌とのバランスが改善し悪玉菌の勢力が抑えられ、感染症のリスクが減ります👼
普段からプロバイオティクスを摂り続けることによってストレスが加わったり、
食生活が乱れた際にも感染症を起こさないよう予防をすることができます!
健康のために細菌のバランスを改善しましょうというのはこういった理由からなんです🌈
そしてプロバイオティクスが果たす機能には大きく分けて4通りあります!
1つ目がプロバイオティクス自身が抗菌物質を作り出すということ
2つ目が悪玉菌と競争をして悪玉菌を排除しようとしてくれること
3つ目が腸の上皮バリアー機能を守って強くしてくれること
4つ目が免疫物質の増強を促してくれることです
細菌のバランスが改善することで腸は本来持つ能力を発揮することができるので
全身の免疫力が上がりお口の中の感染症を抑える効果も上がります!
歯周病は感染症の一種なので腸が元気に動いてくれるとその恩恵にあずかることができます☺
そしてお口にとどまってくれる「プロバイオティクス」は
むし歯や歯周病の予防にも効果があるんです
プロバイオティクスは乳酸菌などに含まれていますが、
「プロバイオティクスならどれでもお口に効く」というのは残念ながら「間違い」です…
整腸作用のある乳酸菌のうち、お口にもプラスに働くものはごく限られており、
「スーパーやコンビニで売っているヨーグルトがお口にもいいらしい!」と誤解してしまうと
かえってむし歯の元になってしまうことがあります
お口の健康管理にプロバイオティクスを役立てるのならば
「お口の中に効くプロバイオティクス」を選んで使うといいと思います
そこでひとつご紹介☺🌷
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ラクレッシュPRO L8020 は「むし歯菌」、「歯周病菌」のみでなく「カンジダ菌」にも抑制効果があります!
ラクレッシュPRO L8020に関しても、他の商品であっても、最も大事なのは「毎日欠かさず摂る」ということです
継続するということが非常に重要なので気長に続けていきましょう💭
お口の中の善玉菌の比率は歳をとればとるほど少なくなっていきます
特に高齢者では善玉菌が減り悪玉菌が増えやすいので、プロバイオティクスを積極的に活用し
体調管理に役立てていただきたいと思います👩👨
自然な方法で感染症を防いでいくには、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」のバランスを維持していくことが大事です◎
普段から細菌と共存し細菌の力を借りながらいかに健康を増進するか、
感染症を予防するかということも大切なテーマでなのでぜひ覚えておいてください💡
≪nico2016年11月号 参照≫
©Machida Mary Dental Office