こんにちは。
今回は神経を取った歯が黒くなってきた際の
ホワイトニングについて紹介します。
神経を取った歯が、時間とともに黒くなってくることが
しばしばあります。
1本だけ前歯が黒ずんでくると結構気になります。
『歯を白くするために、
歯を削って白い歯を被せるくらいなら、このままでいいけど
どうにかならないかな。』
って思っている方が結構いらっしゃいます。
条件が整えばその歯だけホワイトニングをして
元々の歯の色に近づけることができます。
治療方法は、
歯の裏側から穴をあけてホワイトニング剤を入れて、歯を漂白します。
治療時間は1時間くらいです。
このケースは矢印の歯1本だけホワイトニングしました。
このケースは矢印の歯に対して神経が無い歯のホワイトニングと周りの歯に通常のホワイトニングを併用しました。
このケースは矢印の歯1本にホワイトニングをしました。
このケースは矢印の歯2本にホワイトニングをしました。
この治療法は
歯を大きく削らなくて済むのがメリットです。
ただ歯の裏側から穴をあけて薬剤を入れますので、
薬剤が根の先に漏れないように、
緊密な根の治療とその上の緊密な封鎖が必須です。
当院では原則として、
ホワイトニング前に根の再治療を行ってからホワイトニングをしています。
また、効果がどれくらい継続するかですが、
数年は効果が維持している実感があります。
ホワイトニングは必ず色の後戻りが起こりますが、
その期間は個人差が大きいです。
後戻りを早めてしまう因子としては
色が付きやすい食品(赤ワイン、コーヒー)やタバコが挙げられます。
オーソドックスな治療方法は歯の裏側から根の中に薬剤を入れて
1週間ほど漂白期間を置きますが、
歯根の中に刺激の強い薬剤を長時間入れることで、
歯質が弱くなる可能性があったり、
稀ですが歯根吸収(根が溶けてしまう)を起こすリスクがあります。
そのリスクを極力減らすために当院では
1時間でホワイトニング完了する方法を採用しております。
費用は1歯1回20,000円+消費税です。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
©Machida Mary Dental Office