先日、THE W DENTAL NETWORK 第3回セミナーという勉強会に参加してきました。
根管治療(根の治療)と支台築造(根の治療を終えたにかぶせ物をするためのステップ)と歯冠修復(かぶせ物)
のそれぞれ専門の先生の講演でした。
治療に関わる、科学的根拠や、最新の治療器具や治療方法など紹介して頂きました。
例えば、
元々根の治療がされいる歯で根の先端の形態が破壊されていて、病変がすでにある場合の治療の成功率は40%
根の治療を行い、被せ物をする場合
どちらの治療がその歯の根の病気が再発ないかの研究では
根の治療 被せ物 治癒率
〇 〇 91.4%
〇 × 44.1%
× 〇 67.6%
× × 18.1%
つまりしっかり根の治療を行った後、精度の高い被せ物を装着すれば、その歯は高い確率で
長期間安定していますが、
そうでないと、根の先の病変が高確率で再発してしまうということ。
また、神経と取った歯が抜歯になる理由の多くは歯が割れてしまうことですが、
割れることを可能な限り防ぐために考えないといけないこと。
・残っている歯質の量、またどの部位に残っていることが力学的に重要なのか。
・割れるのを防ぐためにどの材料を選択すればいいのか。
・割れる前に、歯と土台の接着が破壊が先行して起こるので、どう防ぐか。
などなど、歯を長く維持していくために私たちが考えないといけないこと、患者さんと共有するべき事実など、
多くを学べました。
しっかり自分の治療に還元していきたいと思います。
勉強会の後は一緒に参加した先生たちと復習も兼ねた懇親会♪
明日からのエネルギーをチャージしました!
©Machida Mary Dental Office