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2017/02/03

睡眠時無呼吸症のセミナーに参加してきました。

こんにちは。

 

先日、睡眠時無呼吸症のセミナーに参加してきました。

 

睡眠時無呼吸症は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。
医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、

無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。

 

寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、

検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。
この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、

起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすこと。

気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があるのです。

 

睡眠時無呼吸症の

起きているときの症状は

①日中の眠気

②知的能力の低下(注意・認知・記憶の障害)

③性格変化・抑うつ状態

④起床時の頭痛・頭重感

⑤性欲低下、ED

 

合併症は

無呼吸になることで血液中の酸素濃度が低下することにより

①高血圧

②不整脈・虚血性心疾患

③脳血管障害

④糖尿病

⑤突然死

などが挙げられます。

 

図1

どうして無呼吸になってしまうかというと

寝ているときに舌の根元が喉の奥のほうに降りてきて、気道を閉鎖してしますからです。

 

 

治療法は大きく分けて2種類です。

1つ目は睡眠時無呼吸症のためのマウスピースを装着して寝る。

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舌が喉の奥に落ち込まないように、下顎を前に出した状態を維持するために

このようなマウスピースを装着して寝ます。

 

 

2つ目はCPAP(空気を肺に送る装置)をつけて寝る。

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マウスピースでは改善できない重度の症例ではこのような装置を装着し、機械からの空気圧で肺に酸素を送ります。

 

この1つめのマウスピース治療は歯科治療の領域です。

ただすぐに作れるわけではなく、

医科で睡眠検査を行い、睡眠時無呼吸症の診断が下りてからになります。

 

 

睡眠時無呼吸症の分かりやすいサインは「いびき」です。

健常な人でも、いびきはかきます。しかし,異常と指摘されるようないびきは健康を害します。

いびきとは,気道を広げる筋肉緊張が低下して、空気の通り道である気道が狭くなり発生する呼吸音です。

一時的ないびきはそれほど心配ありませんが、習慣的に大きないびきがあり,他の人の睡眠を妨げるようであれば、

睡眠時無呼吸症の可能性があります。

うるさい大きないびきは,無呼吸の一歩手前の状態かもしれません。

もし大きないびきに心当たりのある方はお気軽にご相談ください。

 

 

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