こんにちは、歯科衛生士の中川です!
現在、世界中で流行している新型コロナウイルス…👿💭
第2波、第3波をかいくぐっていくには、「手洗い・うがい」に加えて防御力を増していく必要があります
実はそのカギを握るのが「口腔ケア」なんです!
◎歯周病の予防が感染症から身を守る対策になる◎
スペイン風邪(インフルエンザ)のパンデミック下のアメリカ人とイギリス人260人を調査した結果によると
歯周病になっていた人のスペイン風邪の罹患率は72%に達し、重症化する人も多かったのに対し
歯周病になっていない人のスペイン風邪の罹患率は32%、
つまり、半分以下だったそうです
現在の研究では、危険なウイルスが体内に入る際に歯周病菌がその「手引き」をしていることも明らかになっています
そのことから、歯周病に罹患している方は歯周病でない方に比べてウイルスに感染しやすいことが分かります😢
ですので、歯周病を予防していくことで、ウイルス感染が減り、感染症対策にもなるんです!
コロナウイルスに有効なワクチンが開発され、特効薬が見つかるまで私たちにできること、
それは徹底した「防御」です
本来、ウイルスが私たちの体内に入る前には、粘液によってある程度の防御がされていて、
ガラガラうがいをするとウイルスは口の外に流されます。(あるいはうがい薬の効果でウイルスが感染力を失います)
「外から帰ったら、うがいをしましょう」というのは、こういう理由からなのです👄
しかしその防御する力が弱くなってしまう場合があります
実はそこに関わっているのが、『歯周病菌』なのです
歯周病菌の出す毒素が粘液によって防御されている層を溶かして壊します
するとウイルスの吸着が容易になってしまうんです
つまり歯周病菌は、ウイルスが素早く体内へ侵入できるように「手引き」をしてしまうのです
それだけでなく、歯周病菌の出す毒素はウイルスの力をパワーアップさせてしまう力も持っています
お口の中で歯周病菌が増える原因は「お手入れ不足」です
身を守るためにはテレビでもよく耳にしますが、
① マスクの着用 ② 手洗いうがい ③ 3密を避ける
そしてこれに加え 「④ 普段からお口を清潔にして歯周病を予防すること!」
と覚えておいてください☺💡
ただ、歯みがきを丁寧にといっても、自己流ではなかなかきれいに磨けないもの…💭
ましてフロスや歯間ブラシの使い方となるとプロの指導が欠かせません
また歯石は歯ブラシでは取れず、歯周病菌の巣になってしまうため、普段から歯科医院に通い除去しておく必要があります
おそらく新型コロナウイルスとの闘いには時間がかかり、冬にはインフルエンザも加わった第2波も予測されています🌊
今後も油断することなく、次の大波に備えてウイルスへの防御力、一緒に上げていきましょう!
歯周病なのかどうか知りたい方、または既に歯周病だといわれたことがある方、
何か気になることがあれば些細なことでも構いません!
なんでもお気軽にご相談ください👂🎵
≪nico2020年7月号 参照≫
©Machida Mary Dental Office